美脚は日常生活にあふれているエロ!
今回は、前回(唯我独尊フェチシリーズ【脚フェチ万歳!】~美脚は愛でるためにある~)すこしだけ触れた、脚フェチ作品「『キミ…もしかして脚が好きなの?』 女上司たちのパンスト美脚に誘惑され、甘く優しく痴女られた新入社員のボク 沙月恵奈 優梨まいな 二宮もも 伊織ひなの 南見つばさ」(OFFICE K’S)を中心に語っていきたい。
この作品は脚フェチの心と下半身を躍動させるフェチ場面が多数散りばめられている。
その魅力をみなさんといっしょに共有したいと思っているのだが、その前に、脚のエロさ一般について書いていきたいと思う。
まず脚は、おっぱいや尻と違い、日常でわりと簡単に見つけることができる。日常生活で遭遇する頻度がとても高い。通勤通学然り、普段の買物然りだ。とくに暑い時期は、スカートが短めな女性も少なくないため、よりダイレクトに脚を感じることができるだろう。

また、遭遇する女性の脚はほぼ丸さらし状態というのが特徴だろう。たとえば、おっぱいやお尻を考えてみて欲しい。丸さらし状態の美乳や美尻に日常生活で遭遇することはまずない。
一方、脚はスカートをはいている女性ならほとんどが丸さらしだ。
パンストをはいているじゃないかという反論もあるだろうが、おっぱいがブラジャーと上着のなかに隠されていたり、お尻がパンツとスカート、またはズボンに隠されていることにくらべたら、パンストは誤差の範囲内だろう。加えて、パンストをはいていることで逆に脚がエロく見えることもある。

つまり日常のなにげない場面にいきなり登場するエロが女性の美脚というわけだ。前述の作品はそのあたりが意識的に描かれているため、私の股間にとても響く。
思えば、日常のなにげない瞬間に遭遇するエロはいちばん興奮を誘う。
パンチラ、ミニスカ、太もも、絶対領域などなど、それらエロアイテムが目に飛び込んできたとき、ほぼすべての男性は、それまで取り組んでいたことを忘れて目の前の脚に見入ってしまうだろう。
たとえそのとき仕事中で、大切な業務をおこなっていたとしても例外ではない。
パンスト問題 永遠の論争~黒かベージュか
今回取り上げた作品も、新入社員の男が女上司の美脚に翻弄させられる内容だ。
新人男性社員は仕事にまだ慣れてなくはやく一人前になりたいと思っている。そのためもっとも優先すべきことは仕事なのにもかかわらず、突然美脚群に囲まれて半パニック状態で嬉しい悲鳴。当然仕事にならない。大切な仕事を忘れてしまうほどのエロさと衝撃なのだ。

そのうえでもうひとつ注目したいのは、本作品では女性が全員パンストを着用しているということだ。生脚かパンストか、脚フェチ界隈ではずっと論争が続いていると聞くが、パンスト派のなかでもさまざまな意見があり、どんなパンストがエロいかで意見の対立があるようだ。
なかでもいちばん目立つのが、黒かベージュかという問題だろう。ちなみに今回の作品は、黒パンストが出てくる場面があるかと思えば、ベージュ色のパンストが出てくる場面もあり、黒派とベージュ派の両方のマニアにアピールするつくりになっているといえる。
いずれにしても、内容的には女性が脚を使って男を責める展開なので、黒パンスト脚もベージュパンスト脚も〝責める〟アイテムとして使われている。

実のところ私は、黒とベージュには役割分担があるのではないかとずっと思ってきた。どういうことかというと、黒パンスト脚には責められたい一方で、ベージュパンスト脚は責めたい感覚がある。
たとえばSMクラブの女王様を思い描いてみよう。パンストやストッキングは100%黒だし、黒の網タイツという場合もある。いずれにしても黒基調だ。パンスト自体をはいていない場合もあるが、そのときには必ず黒いブーツをはいている。
私が青少年時代を過ごした昭和後期は、素行が良くない女性生徒たちは、かりにセーラー服を着ていたとしても、だいたいが黒パンストにローファー、そしてロングスカートという姿だった。
当時、あの黒い脚たちに顔面を踏まれ、股間も踏まれてみたい。複数の女性生徒なら興奮度はさらにアップ。そんな妄想を抱いていたことを思い出す。きっと私だけではないはずだ。
黒い美脚には、男のマゾスイッチが発動する何かがあるのではないかと思ってしまう。
その一方で、ベージュの美脚はつま先の臭いや足の裏の臭いを嗅いで、女性が恥ずかしそうにしている姿を合わせて楽しみたい気持ちがわき上がる。
とはいえ、これはあくまでも私の例なので、黒い脚を責めたいマニアもいるだろうし、逆にベージュの脚に責められたいマニアもいるだろう。
黒とベージュのパンストの違いを思いながら、今回の作品を観賞するといろいろな発見があっておもしろいかもしれない。
美脚に囲まれたとき人は平常心を失う

私のように、セックス回数よりもはるかにオナニー回数のほうが多い人間は、複数の女性と同じ空間にいると冷静さを欠いてしまう。スケベな下心が表面に出るのを恐れるからだ。
多かれ少なかれ、男はそういう傾向があると思うのだが、美脚が集団になって責めてきたとき、ほとんどすべての男たちはなす術なく股間が反応してしまうだろう。それと同時に、チンポが瞬間的に反応するのと反比例して、平常心を失ってしまう。
最近はとくに、AVのシチュエーションの細分化が進んでおり、女上司に怒られた部下の男性社員がいきなりキレて女上司を襲うものがある一方、女上司に怒られた流れでエロい方向に行き、部下の男性社員が性玩具にされるというものもある。
今回の作品は後者だが、女性が複数の場合は後者の状況しかリアル感がない。なぜならチンポは一本しかないため、複数の女上司をまとめて襲うことは現実的ではないからだ。

そのため、いわゆる〝ハーレム〟作品は、魅力的な女性陣に、何の取り柄もないような男がいたぶられる展開が圧倒的におもしろい。
このときユーザーの多数派は、「この男、覇気がないし仕事はミスばかりでブサイクでどんくさい。いじめられて当然だ。女上司もっとやれ!」と女上司目線では見ない。男に対する嫌悪感はなく、むしろ羨ましいという気持ちしかない。
現実社会では、どこまでも無能な男性社員はただ迷惑なだけだが、ユーザーたちは「無能だからこそ美脚のターゲットにされるなんて素晴らしすぎる」と、無能な男性社員に対して嫉妬すら抱くだろう。
現実社会では無能だが、エロメディアのなかでは有能に映るということで、無能か有能かもうわからない。というか、どっちでもいい。つまりユーザーも平常心を奪われている状況になっている。
複数の美脚は、男の平常心を一気に奪う破壊力がある。たとえば通勤通学の電車内で魔が差して痴漢してしまう男たちも、平常心を一気に奪われたためではないかと思ってしまう。
エロメディアがOLのエロを発見したのは最近のこと!?

今回の作品だが、いくつかあるテーマのひとつが〝OL〟だ。
ここで私の守備範囲であるエロメディア全般の話に持っていくが、昭和のころ、OLはエロメディアに大々的に登場することは少なかった。理由はわからない。女子大生ブーム、女子高生ブーム、ブルセラブームなどいろいろなブームが、昭和から平成初期にかけてあったが、OLブームというのは聞いたことがない。
私の推察だが、OLは女子高生や女子大生にくらべて、セックスできる可能性が高い、または高いと思われているからではないだろうか。簡単にセックス可能な対象をエロメディアに登場させても、ユーザーの興奮度は上がらない。
たとえば、エロメディアでどんな職業の女性が扱われているか、頻度が高い職業をみれば、男性がどんな女性に対して興奮を感じているのかがわかる。私が思う、登場頻度に関するトップ集団は以下だ。
CA(スチュワーデス)、看護師(ナース)、女子高生、女子大生
ほとんどの男性が異存はないように思うほど、オーソドックスなものだが、OLは入っていない。
ヘアヌード写真集のリリースが横行してから、脚に注目したエロメディアが登場するようになったことは前回の記事(唯我独尊フェチシリーズ【脚フェチ万歳!】~美脚は愛でるためにある~)で触れたが、そのあとしばらく経って2000年代以降、たとえばプレステージから、美脚に特化したOL作品がリリースされ人気を得るようになってくる(「働くオンナ」シリーズ)。
OLと美脚をセットでアピールする戦略があったかどうかはわからない。しかし、〝美脚のOL〟にエロを感じるユーザーが多数存在していたことは確かだ。
実のところ、このときエロメディアで初めて大々的にOLが脚光を浴びたと思っている。そして美脚とセットだった。つまり、OLは美脚とセットで取り上げられるときにもっともエロ要素が高いといえるだろう。
ところで2000年前後、人気ドラマ「ショムニ」が放送されているが、美脚OLのプレステージ作品はそれに触発されてリリースされと考えるのは、すこしこじつけが過ぎるだろうか。

臭いと質感を感じたいときどうすべきか
かくして、エロメディアにどっぷりと浸ってしまった私の脳内では、〝OL=美脚〟という方程式ができあがっている。そのため、今回の作品は、私にとって心地よく下半身を刺激してくれる正しい内容になっていると思う。
ただし、今回の作品にかぎったことではないが、悲しいかな映像は臭いと感触を伝えることはできない。そのため、部下の男が、女上司の黒パンスト足を顔に押し付けられていても、どんな質感なのか、またどんな臭いがするのかは妄想するしかない。
そのことに対し私は、現実に経験していないなら、実際に女性の足に顔を踏まれてみたあとのほうが、より作品を楽しめる、などとという乱暴なことはけっしていわない。
むしろ、現実を知らないほうがあれこれとエロい妄想を広げることが可能なので、美脚の具体的な質感や臭いがわからないほうがいいとすら思っている。
つまり、私の結論は質感や臭いを妄想のみに頼ったほうがより興奮できるということだ。

「パンスト足で顔を踏まれたら湿り気を最初に感じるのだろうか」「もしかして臭いは甘酸っぱいのか」とか、妄想を書いているだけで興奮してしまう。
へんに経験値があると、経験値以上の妄想を抱きにくい。経験が妄想のストッパーとなってしまう。
もっというと、実際に女性の足で顔を踏んでもらうことを実現するには、数々の手順を踏まなければならない。そういう風俗店に行く、セフレに頼む、パートナーに頼む、ナンパして頼むなど、いろいろな選択肢があるだろう。
しかし、すこし考えてみれば、現実の厳しさに気がつくはずだ。
今回の作品は、新入社員の男はひたすら受身だ。マゾといってもいい。ところで私は、男性の性欲はとても繊細なものだと思っている。ちょっとでも萎えることがあると、すぐにチンポは収縮してしまう。
マゾの男ならばなおさらだろう。「カノジョの足で顔を踏んでもらったが、そのときの表情が思っていたのと違う」「風俗嬢の加減した踏み方では興奮できない」「女性はほぼ気持ち良くないので適当に済ませようとする」などなど、現実は、いたるところに〝萎え地雷〟が埋められている。
それにくらべて、作品内での女性たちのなんと魅力的なことか。可能なら、作品内に心身ともに入り込んでしまいたい衝動に駆られる。
つまりは、「足で踏まれたことはないが、とんでもなく臭くて興奮するだろう」と未経験バイアスで興奮を肥大させつつ映像を楽しむのがもっとも正しいといえるのではないだろうか。
作品のサンプル画像10

目指せ!脚フェチマスター

さて今回の作品をあらためて分析してみると、美脚の各部分の使われ方がとても興味深い。女上司たちが新人の男性社員を責めるとき使うのは足首から下の部分だ。
足の指で男性社員の乳首を刺激したり、両方の足の裏でチンポをはさんだりしている。
ヒザだけが例外で、ヒザでチンポをグリグリと刺激する場面はあるものの、足の指や足の裏でチンポを刺激するほどのダイナミックな動きは感じられない。
太ももやふくらはぎに至っては、さらに〝攻撃力〟は下がってしまう。そもそも前面に出て責めるような使われ方はされていない。

そもそも太ももは、男性社員の首を締め上げるくらいしか使われ方がイメージできないし、ふくらはぎは、具体的な使われ方をイメージするのが難しい。
ややこじつけ的な結論を語ってしまうと、足の指と足の裏が攻撃部隊で、後方支援でヒザ少々。太ももとふくらはぎにいたっては男性社員という〝敵〟をおびき寄せる役割のみを担っているといえるのではないだろうか。
作品の男性社員にかぎらず、太ももやふくらはぎという目立つ部分のビジュアルで興奮させられたとき、足指や足の裏で責められる場面を即座にイメージできれば、立派な脚フェチマスターといえるだろう。