ボッキに大切なのは〝腸〟だった!

年齢を重ねるにつれて下半身の元気に不安をおぼえる中高年の方々は少なくないと思う。いつまでも精力がみなぎる元気な身体でいたい。オトコなら誰しもが思うだろう。
思えば中高生のときはアイドルのミニスカ姿やビキニ姿をみるだけでボッキしていた。しかも急角度だった。
それが還暦を迎えようとしているいまはどうだ。露出多めの着エロアイドルの水着姿を見たとしても、瞬時にボッキすることはない。
エロメディアに慣れ過ぎたせいだと思い込むことも可能だろうが、加齢が原因なのはいうまでもない。
おそらく多くの男性たちは、ボッキしなくなったら〝オトコ〟として終わると思っているのではないだろうか。例にもれず、私もそのひとりだ。
では、何歳になってもボッキするためにはなにが必要なのか。
より過激なエロを求めることではない。自身の身体を快調に保つことだろう。
具体的には、ボッキにつながる食事をして、難なくボッキが可能な身体をつくりキープするということだ。
というわけで今回は、下半身に通じる食事の話を中心に展開していきたい。
食事はメニューが大切なのはいうまでもないが、良いとされている食べかたについても語っていきたいと思う。

口から入った食べ物が胃から腸に入っていくわけだが、食べ物の消化という側面以外でも腸の活動がとても大切なのはよく知られている。
腸の調子を整えることで、脳にもよい影響があることもわかってきている。腸は消化のために働いているのはもちろんだが、感情や気持ちに関係する物質の多くが腸内でつくられているという。
たとえばセロトニン。喜びや楽しみという感情を伝える物質のひとつなのだが、腸内細菌の状態がよくないと生成されない。
スケベなことは脳内で想像する。しかし腸内環境が整っていないと、せっかく下半身に突き刺さる女体を見たとしても、脳内でもっとも効果的に感じないということだろう。
そして腸内環境を整えるには、食物繊維や発酵食品などを食べることが大切らしい。結果、腸のなかで生成されたホルモン物質が血管を通じて脳に運ばれ感情に働きかける。
たとえば疲れているときや、下半身に力をみなぎらせたいと思ったとき、ほとんどの人は、力がつくもの、精力がつくものを食べたいと思うだろう。
そのためか、世の中にはスタミナ料理と呼ばれるものがたくさん存在している。
焼肉、うなぎ、すっぽんなどがまず挙げられるだろうか。基本的にはこってりしていて高カロリーの料理だ。
ところが、これらこってりした料理は消化して吸収するために身体に大きな負担がかかる。
消化や吸収をおこなう胃腸は、自分で意識的に動かすことができない自律神経によってコントロールされており、
そのため、消化と吸収がたいへんな食べ物は自律神経にとって負担が大きく、摂取すると逆に疲れを大きくしてしまう。
じつは私は、睡眠時無呼吸症候群を抱えているのだが、そのため日中眠気に襲われることがめずらしくない。
昼にうなぎやトンカツなど、カロリー満点な料理を食べようものなら眠気がいっそう増してしまう。夜とて同じだ。
ビールを飲みながら焼肉を食べれば、食事のあとの睡魔はさらに大きくなる。
チンチンがボッキするまえに眠くなってしまうため、たとえば焼肉食べて精力をつけてから一発! という気持ちでいても実際はそんなことにならない。
スケベを感じるための脳やチンポに行くための大切な血流を、胃腸にまわしてしまった結果だ。
大切なのは〝咀嚼〟と食事に集中すること

私の経験上、脳内でスケベを感じる度合いが大きければ大きいほどボッキしやすい。
10代、20代の青少年の時期にははるかにおよばないとはいえ、現在でも頭のなかでスケベなスイッチが入ると、チンポがムクムクと大きくなる。
ということはつまり、脳の働きを活発にすれば、ごく自然にボッキに結びつくはずだと、単純な私などは結論付けてしまう。
脳の働きを活性化するための食事には、いったいどんなものがあるのか。
いつもはエロサイトかパソコンショップのサイトくらいしかアクセスしない私が、いろいろ調べてみたところ、料理の種類や食材よりも、もっと大事なことがあるということがわかった。
それが咀嚼らしい。簡単にいうと噛むことだ。
大食いが基本の私はいつも早食いだし、すこし噛んだあとは飲み込んでいた。しかし、これが良くない。良い食べかた、つまり脳の働きを活発にさせる食べかたは、咀嚼を多くすることだった。
咀嚼を多くすると唾液の分泌が多くなり、それ自体がメリットとか。唾液にふくまれる免疫物質には細菌を減少させる効果があるため、口のなかを抗菌、洗浄し歯周病や口臭の予防にもつながるという。
さらに、唾液には老化の原因とされている活性酸素を抑制する働きもあるというから驚きだ。
それだけではない。噛むことで骨や筋肉が動き、血流を良くする効果、またそのことで脳神経が刺激され脳の働きが活発になるメリットもあるという。
つまり、噛むことがボッキへとつながるというわけだ。
私はこれまで早食いで、ほぼ丸飲みしていた。
暴飲暴食の生活習慣を繰り返していたからこそ、ここというときにボッキできなかったのは必然だったということだ。

ところで、最近はとくに、低燃費の生活を送っている私は、毎日とりたてて仕事に追われているわけではない。そのため忙しくない日が多いわけだが、性分だろうか、いつもムダな動きが多く、気がつくと一日が終わっていることも少なくない。
最近の食事を振り返ってみると、朝昼兼の菓子パンを食べながらエロサイトをチェックする一週間だった。自分でもながら食いは良くないと思っていたが、朝昼兼用はいろいろな意味で良くないことをあらためて知った。
専門家がいうには、食事のときは、心身をリラックスさせる必要があるという。
リラックスすることで副交感神経が優位になるのだとか。早食いや、ながら食いは交感神経が優位になったままの状態なので、食事のときに得られるはずのリラックス効果が失われてしまうとのこと。
たしかに食事のときは、ほかのことを考えずに食べることだけに集中したい。
思えばオナニーも同じだ。いつ母親が部屋に入ってくるかもしれないと思いながらシコシコしても集中できないし、本来のボッキ力を発揮できない。
かりにビンビンになっていても、死んだペットのことがつい頭をよぎると萎えてしまうこともある。やはり人間は、マルチタスクをこなすようにはできていないのだ。
目の前の食事に集中できるオトコだからこそ、目の前のマンコに全力を注ぐことができるということだろう。
健全で快調な心身にボッキ力は宿る

さらにいうと、食事のときはリラックスした状態が望ましいという。「砂を噛むような」という表現があるが、気がかりなことがあったり、極度の緊張状態での食事は良くない。
また、仕事をしながら食事したり、スマホを見ながら食事したりしている状況では、心身はリラックスできていない。食事だけに向き合う環境が必要なのだ。
そのようなことをふまえて食事の環境を整えることで、普段は気付かない味や食感などに意識が向くようになるのだという。
まとめると、前述のように、食事に集中することが大切というわけだ。
もちろんチンポを使うときもまったく同じことがいえる。
たとえば、午前中指定の宅急便が来るまえにオナニーしたくなり、手っ取り早く射精しておこうとシコシコしたまではいいが、やはり宅急便が来るのが気になりオナニーに集中できない。
そんな経験を思い出してしまう。
セックスのときを考えると、さらにわかりやすい。女性と対峙すると極度に緊張してしまう私などは、リラックスした気持ちがいかに大切か、身にしみてわかっている。
毎回同じパートナー、たとえば恋人や妻ならば、緊張はかなり軽減されるだろう。しかし、私のようにセックス相手はほとんど裏風俗のお姉さんたちということになると、いつも緊張せざるを得ない状況だ。
場慣れすることも必要だろうが、まずは食事のときにリラックスした状態で臨むことを心がけたいと思っている。

また、睡眠と食事との関係も興味深い。質の良い食事と、質の良い睡眠が心身の健康を保ち、ひいては下半身の力も維持するということにつながっていく。
では、質の良い睡眠とはなにか。
身体の働きをできるかぎり休止させた状態で眠ることだという。
睡眠時に優位となり、心身をリラックスさせる働きをする副交感神経を、眠る作業に集中させることが重要のようだ。
そのためには、食事の消化や吸収を終えてから眠るのが効果的とか。
食事をしてから胃腸の働きが落ち着くまでは、およそ2~3時間とされているため、就寝の2~3時間まえに夕食は済ませたい。
もちろん眠るまえの夜食は厳禁だ。
ちなみにアルコールについても気を付けないといけないことがある。
アルコールが体内に入り分解されると、アセトアルデヒドという成分が生成される。アセトアルデヒドは覚醒作用があり、睡眠の質を下げてしまうという。
食事と同じで、就寝の3~4時間まえには晩酌を終えるのがよいとか。
適量のアルコールは気分をリラックスさせて眠りを誘う効果がある。しかし眠るため深酒をするのは逆に疲労につながってしまうようだ。
就寝の2~3時間まえに食事を済ませ、3~4時間まえに晩酌を終えて眠りにつくと、その翌日は、いつもよりも身体が快調になっているだろう。
なんとなく調子が悪い、疲れやすい、そんな状態を改善してはじめて、ボッキ力や下半身の元気さに向き合うことができるだろう。
健全な心身を保つことがボッキや下半身の精力には必要不可欠というわけだ。
精力のつく食材について解説 ~牡蠣、鰻、あさり~

ここからは精力のつく料理について書いていきたい。具体的には、牡蠣、うなぎ、あさりの3つだ。
すっぽんやフグなど、精力がつきそうな食材はほかにもあるが、一般的な3つを取り上げた。
お馴染みのものばかりだが、あらためておさらいする意味でもムダではないと思う。
まず定番の牡蠣だ。
牡蠣はさまざまな栄養素をふくんでいて、なかでも亜鉛やビタミンB12が豊富なことで知られている。
亜鉛は免疫力アップや抗酸化作用などがあり、ビタミンB12は赤血球の形成をサポートする作用があり貧血予防に欠かせない。
精力向上のサプリとして亜鉛は有名でもあるが、牡蠣に多くふくまれているからだろう。
ちなみに料理方法だが、生食用はもちろん生のまま食べるのがベストだ。タウリンやビタミンB群もしっかり補給できる。
加熱用の牡蠣の場合は、いろいろな食材との組み合わせが考えられる。
調理法は省くが、牡蠣とほうれん草を豆乳で煮た、クリーム煮とよばれる料理は、スープにしみ出した栄養素を残さずとることができる。
ちなみに「生食用」と「加熱用」。なにが違うのか調べてみた。
新鮮なのが生食で、それ以外は加熱、ということではなく、とれる海域と殺菌洗浄の違いらしい。
生食用は各自治体が定めた指定海域で養殖され、2~3日かけて殺菌水で浄化してから出荷するもの。
一方、加熱用は指定海域以外で養殖され、水洗いして出荷されるものだとか。
キャバクラの姉ちゃんに自慢できそうな豆知識だと思うので、忘れないようにしようと思う。

続いて鰻。ビタミン(A、B1、B2、E、D)やミネラル(カルシウム、鉄、亜鉛)、コラーゲンなどが豊富にふくまれている。
ビタミンAは、皮膚の粘膜を正常化させることに加え、抵抗力を強めるはたらきがある。
ちなみに私は西日本の出身なのでいわゆる関西風の鰻が好きだ。蒸さずに焼くギトギトの鰻を食べなれている。あの光沢を見ているだけで精力がつくような気がする。
貧乏性な私は、鰻丼のタレだけでご飯をおかわりしてしまうが、お腹がいっぱいになって眠くなっては仕方がない。チンポに精力がみなぎるのをイメージしながら鰻の身を中心に食べたいものだ。
牡蠣や鰻ほど高価でなくリーズナブルということで、あさりもオススメだ。
ビタミンB12やミネラル(鉄、カルシウム、亜鉛)、タウリンが豊富に含まれている。
どの成分も不足すると疲労感や身体の不調をもたらすといわれているため、あさりを食べると栄養が補強されて免疫力がアップする。
あさりはやはり、あさり汁が一般的だろう。汁もすべて飲み干すと栄養を残さず摂取することができる。
しかし、あさり汁を食べるとき、気をつけるべきことがある。
女性といっしょに食べるときに限定されるが、あさりの貝殻に貼り付いた部分を箸で取るかどうかという問題だ。
ちまちまと取っている男性の姿を、スケールが小さくてセコいと思う女性もいるだろう。また逆に、貝殻に身の一部が残った状態を見て、きちんと取って食べていないことに不満を抱く女性もいる。
正解はないかもしれないが、相手の女性がつくってくれたあさり汁は、身を貝殻からしっかり取って食べるのがいいだろう。
一方、初対面やそれに違い状態だと、相手の動向をうかがいながら探りを入れていくことになる。
リラックスした状態の食事にはならないかもしれない。
そのため、あさり汁はできるならひとりで食べるほうがいいだろう。

以上、今回は料理や食材の面から中高年の下半身問題を考えた。若いときみたいに暴飲暴食してもチンポビンビンといきたいものだが、加齢とともにボッキ力が衰えてくるのは仕方がない。
それに加えて、若いときみたいに一日何発も射精するようなことも不可能だ。
できるだけ効果的に、できるだけ快感が大きな一発を実現したい。
そのためには食事や睡眠をふくめた心身の好調さが必要だろう。
リラックスするのもたしかに大切だが、射精の回数が減っているぶん、一発をムダにしたくないため、一発にたいし、適度な緊張感をもって挑むことも重要だろうと思っている。